四カカ布教委員会//NARUTOの最強イケメソ四代目火影と苦労性なはたけカカシを応援する委員会です♪
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2010/09/04 (Sat) 夏祭

『―――――あっ』
人混みの中で、カカシが小さく声をあげる。
ミナトはさっと腕を差しだし、つまづくカカシを支えた。
『ん!大丈夫?カカシ?』
『あ、はい。せんせ…ごめんなさい。』
真っ赤な顔をして俯くカカシを、ミナトはいとおしそうに見つめる。
『よし、移動しようか!?』
そう言ったかと思うと、自分より一回り小さな身体を脇に抱え直した。
『えっ!?なに?』
カカシは一瞬たじろいたが、腰に回された力強い感触に身を任せ、そっとミナトのシャツの裾を握る。
ミナトはその事に気付くと『いくよ?』と嬉しそうに微笑んだ。





-夏祭-





今日は里一番の夏祭。
毎年この時期に開催される行事で、里中が老いも若いも総出で集まり盛り上る。
『夏の終わりの祭には、一緒に行こうね』
そんな約束をしていた2人だったが、カカシに任務が入ってしまった為、参加するのは諦めていた。
執務室で仕事をしていたミナトの元に、カカシが属する小隊が戻ったのは夕方近くになってからのこと。
苛烈な内容だったので、マンセルの誰もが疲弊しきっていた。
『ん!ご苦労様。よくやってくれたね。みんな早く帰って休みなさい。』
一人一人に向かって労いの言葉をかける。

―――散!
カカシ以外の人員は、そこで解散した。

『さて………と。』
ミナトはそう呟くと、カカシにすっと歩み寄り肩を抱いた。
頬を寄せると、カカシは身体を固くして、反射的にぎゅっと瞳を閉じる。
いつまでも変わらぬ初々しい様子が、ミナトはとても気に入っていた。

『おかえり、カカシ』
『ただいま、ミナト先生』

一刻も早く休ませてあげたいと思い、ミナトもそこで仕事を切り上げ家路につく。
家に帰ると、カカシに風呂を勧め、自分は台所に立った。
暫く経った頃『先生』と小さく呼ばれ振り返る。
そこには、浴衣を羽織り 帯を手に握りしめているカカシが立っていた。
『ん?カカシ?どうしたの?』
『先生、帯…結んでくれる?』
『えっ!?いいけど…何故?パジャマはどうしたの?』
『…』
黙って俯いてしまったカカシの顔を覗き込む『ん?』
『今日………だから。』
『なぁに?きちんと言ってごらん?』
『お祭、最終日だし…』
『!!!カカシ?お祭に行きたいの!?』
ミナトのその問いに、こくんと頷いた。
『ん~。キミ、そんなに消耗してるし…。チャクラだって早めに回復しないと辛いでしょ?』
『でも、約束した…から。』
自分もそうだが、カカシも割と頑固なので こうと決めたら必ず実行しないと気が済まないのだろう。
それに帯を締めていない 肌蹴た浴衣姿は、目のやり場に困る。
(ちょっと無防備すぎるよね…カカシ)
ミナトは ふっと笑うと帯を受け取った。
『ん!連れて行くのは構わないけど、無理をしてはいけないよ?』
『うん。ありがとう、先生。』

********************

ストン…と降り立った場所は、祭会場が見渡せる高台だった。
『ん、すごい人出だったね…少し人に酔っちゃったかな?』
『ごめんなさい、先生。オレがわがまま言って連れてきてもらったのに こんな…情けない…』
『なに言ってるのー?そんなこと気にしなくていいんだよ。』
『でも…』
『もー!せっかく お祭に来たんだから、そんな暗い顔しちゃダメ。楽しまないと!ね?』
ミナトが極力明るい声音で話しかけるが、それでもカカシの表情は暗い。
『こんなところに居たんじゃ意味がない…』
『仕方ないね!カカシ?ちょっとここで待っていなさい。』
言い終わるか終わらないかのうちに、ミナトはシュッとその場から消えた。
『あ…。』
答える間もなく、その場に1人取り残されたカカシは、近くにあった切り株の上に腰を下ろす。
(待ってろって言われたら そうするしかない…か。)

5分、10分と経つうちに だんだん不安を覚えてきたカカシは、辺りをきょろきょろと見回し始めた。
人の気配を全く感じない場所にポツンと座っている自分。
賑やかな祭の様子とは対照的で、余計に淋しくなってしまう。
(先生、まだかな…?)

更に10分ほど過ぎた頃、静寂を一気に打ち破る楽しげな声が 一帯に響いた。
『ん!カカシ、お待たせ~!』
『先生、遅………い!?』
声のする方へ ぱっと顔を向けて、文句のひとつも言ってやろうと思ったカカシは、その姿を見て唖然とする。
『え…?なにそれ?』
ミナトは両手に沢山の荷物を抱えていた。
『なに…って、屋台の食べ物だよ?見て分からない?』
『いや、わかるけど。オレは量のことを言ってるんです!』
『えーっ!!!!!だって表通りに戻ったら、どれも美味しそうでさ?選べなかったんだもん。』
『だもん…って。』
ハァー…と溜め息をつきつつ、改めてミナトが手にしているものを確認する。
やきそば、フランクフルト、とうもろこしにイカ焼き…わた菓子、りんご飴、チョコバナナに水あめ…頭にはご丁寧に 子供が好みそうなキャラクターの お面を被り、さらに手には食べ物の他に水風船まで持っている。
これが火影のすることか?と思いながらも、全ては自分を元気付けるためなのだと分かるから…
呆れ顔のオレに対し『どうしてー?』と困った表情を浮かべるミナトが、とても愛しく思えた。
『そっちの甘そうなやつ…オレはパスですよ?』
『ん!分かってるよ?甘いものはオレ専用だからね^^』
『よくそんなもの食えますよね…先生。』
『ひどーい!この美味しさが解らないなんて、カカシの方こそ可哀想だよー!』
カカシは思わず吹き出し『先生のバカ!』と言いながら、荷物を半分受け取った。
『やっと笑ってくれたね、カカシ。』

祭の明かりを見ながら他愛のない会話をし、2人でほとんどの食べ物を胃袋におさめた。
そして会話が途切れた時、ミナトがそっと切り出す。
『カカシ?どうして そんなに疲れた身体で、無理にでも祭に来ようと思ったの?』
『だって…2人で約束したじゃない。』
『ん、それはそうなんだけど。今日は家でゆっくりしても良かったと思うよ?』
『オレは…どんな小さなことだって、先生と約束したことなら叶えたいって思ってる。』
『でも、任務なら仕方ないって分かるよね?』
『そんなの分かってる!分かってるよ、オレだって忍なんだから。でも先生は、忙しい忙しいと その事を理由に何でも後回しにしちゃうでしょ?今年の祭は "今日この時" しか過ごせないんだよ? "また来年" と、簡単に済まそうとするのは止めて!』
『カカシ…』
『すぐに諦めるのは嫌だ。何かを諦めるのが大人になるって事なら、オレは子供のままだっていい。先生と過ごす時間を大切にしたいと思って 何が悪いの?』
カカシは、言いきった後でハッとなった。
(ものすごく恥ずかしいことを言ってしまった気がする…)

だが時すでに遅く、次の瞬間にはミナトに抱きしめられていた。
『ちょ!先生!?』
『ん!カカシ~ありがとう。そんな風に考えていてくれたなんて嬉しいよ…』
一緒に居ることに慣れすぎていて、何もかもが なおざりになっていたのかもしれない。
近すぎて、互いの気持ちを気にしなくなっていたのかもしれない。
自分よりも はるかに年下の恋人に、まだまだ気付かされる事が 沢山あるんだな…とミナトは思った。

『好きだよ、カカシ』すかさず口唇を塞ぐ。
『なっ/////』
ちゅっと音をたてて離れていった口唇を 目で追いながら、カカシが呟く。
『先生の口、甘ったるいよ…』
ミナトがニッと微笑むと、カカシもつられて笑顔を見せる。
『ん!カカシ?これから先もずっと、飽きるほど一緒にいようね。』
『うっ…/////そのセリフも甘ったるいよ…』

里の夜空には、夏の終わりを告げる 色とりどりの花火が打ち上がっていた。





【完】



(2010.09.02 新)



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

あ~玉砕wwwww
なんだろう?この敗北感(爆)

8月の終わりの週末に、地元でお祭がありました。
たまたま時間ができたので、何年か振りに立ち寄ってみたのですが…
あまりに人が多くてドン引きした次第←
でも、行き交う人の流れに乗っているうちに、ふと空想スイッチがONになってしまった私(笑)
本当は、射的や金魚すくいでカカシにいいところを見せようと張り切った挙げ句、空回りするミナトww…とか、色々考えてはいたのですが~
文中に入れられませんでしたね(´Д`)
どうも私には、彼らを2人きりにしたい!という願望があるらしいww

カカシの性格?というか言動がブレすぎだろう?と自分でも思うのですが;;;;;
書いてしまったものは仕方ない☆と諦めることにします(爆)
カカシはミナトにとって いつの間にか忘れてしまった何かを、ふとした時に思い出させてくれるような存在であって欲しいな。
四カカは歳の差がオイシイCPだと思うので、お互いにナイものを こんな風に補いあっていけばいいと思うよ!
ずっとイチャこいてればよし(^m^)

以上、最後までお読み頂き有難うございました。
お粗末さま~ m(_)m
また次のお話でも お会いできますように!

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お話(四代目x仔カカシ)※原作 |


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【プロフィール】

新と椋

Author:新と椋
四カカ布教委員会は、
書き物担当「新-しん-」と
描き物担当「椋-むく-」の
二人構成です。

【四カカ布教委員会】

四カカってマイナーなの?わたしたちの間ではメジャーでした(笑)でも世間ではどうもまだまだみたい…もっとこの2人を応援したい!そんな想いから発足しました。
四代目が好きなだけでもカカシが好きなだけでも、もちろん両方好きでも構いません。そっと貴方のおそばにぺたっとしてくれると嬉しいです☆
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