四カカ布教委員会//NARUTOの最強イケメソ四代目火影と苦労性なはたけカカシを応援する委員会です♪
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2010/08/03 (Tue) 傷跡(1)

『カカシ先生ー!早く早く!もうサスケ君もナルトも来てるわよー!』
『あー、はいはい。ごめんね、サクラ。』

今日は10月10日、サクラの企画でナルトの誕生日を祝うパーティーがある。
ナルトの誕生日である今日は、九尾が里を襲った日でもあり、つまり同時にオレが…誰よりも愛したあの人を失った日でもある。

こんな日は、たまらなく傷が疼くんですよ…先生。





-傷跡-(1)





15年前、同日。
『ごめんね、カカシ…。オレ、里には逆らえなかった。』
『いいんです、先生。平気ですから…。オレも あなたも いずれこうなる事ぐらいわかっていたでしょう?』

その年の冬、四代目火影・波風ミナトは、ある くの一と祝言をあげる事になった。
そしてオレ達は、双方に気持ちを残したまま、上司と部下の関係に戻る事に決めた。
今でも時々考える…
オレはあの時、上手く笑えていただろうか?と。

あの頃のオレ達は、大抵 先生の生家である 町外れの一軒家で一緒の時を過ごす事が多かった。
その日 "別れる" と決めたうえであっても、どちらともなく いつもの様に求め合った。

先生がオレの中で何度も熱を放ち、オレはそれを当たり前のように受け入れる。
先生の身体を初めて知ってから、もう幾度となく数え切れないほど 繰り返してきた行為…
不毛だと知りながら、止められなかった。
きっと何年経っても変わらない気持ち…オレは先生に溺れている。
でもそれは、オレだけが一方的に抱いていた気持ちではないはずだ。
先生もまた、飽くことなくオレを貪った。
時に優しく、時に激しく…
その度に、愛し愛されていると実感できたから。

先生は行為の最中に、時折 オレの顔の傷を舐めることがあった。
左側に埋め込まれた緋色を 辛そうに見つめながら、何度も何度も…

何故、先生がそんな顔をするの?これはオレの罪なのに。
問いたくても決して問うことはなかったこと。
でもその日、ようやくその疑問が解けた。
先生の様子がいつもと違い、傷だけでは収まらず、唐突にオレの眼球に口付ける。
『っ!?せ、せんせ?どうしたの?』
初めてのことに驚き、先生を見遣ると、暗く深く沈んだ蒼…
『せんせ?泣いてる…の?』
実際に涙を流していたわけではないが、その表情はまるで泣いているかのようだった。
オレは思わず先生の頬に手を伸ばす。
『カカシ…』
『オレ、ちゃんとここにいるよ?先生。』
じっと先生の瞳を見つめる。
『死んだらオレも、キミの一部になりたいな…』
それは、普段の快活な先生からは、想像できないような弱々しい声だった。
『なに言ってるの?言葉にしていい事と悪い事があるよ!「死」だなんて!冗談でも口にして欲しくない!』
オレは思わず激昴して、先生の胸をこぶしで叩いた。
すると先生はオレの頭を掻き抱き、その胸にぎゅっと引き寄せる。
最後なのかと思うと、この いつもより熱くなった身体や、汗の匂いさえ愛しい。
オレは黙って次の言葉を待った。
『オレはひどい先生だね。教え子を死なせてしまった原因は、オレにあるのに…。死んでキミの一部になれたオビトを羨ましいと思っているんだ。キミと同じものを見て、同じことを感じ、一生を共にする。でも…オレにはそれが出来ない。だからせめて死んだら、自分もキミと一緒になりたいって思ったんだよ。バカみたいでしょう?』
そう言って、先生は自嘲気味に微笑った。

オレは、先生が初めてこぼす本音に、まず戸惑った。
次に、言われた言葉の1つ1つを頭の中で反芻していくと、ある答えに辿りつく…
『先生、それってもしかして…嫉妬?』
それを口にした途端、思い上がった自分の考えが急に恥ずかしくなり、顔から火が出そうだった。

先生は、紅く染まったオレの頬を両手で包み込み、髪やこめかみに何度も口付ける。優しく啄むように。
そして熱のこもった声音で呟いた…
『オレが…そういう感情を持つのはおかしい?嫉妬なんてしない人間だとでも思った?』

ドクン…
心臓が1つ大きく鳴る。
胸が苦しい。
この人から離れるなんて、本当に出来るのだろうか?

『先生ずるい。最後の最後にそんな事を言うなんて…』
『ん、ごめんね。今日、言うべき事じゃなかったよね。』
『でも、嬉しいと…思ってしまいました。』
オレが消え入りそうな声でそう告げると、先生はふっと笑って、『誰かを心の底から愛しいと思うのは、後にも先にもきっとキミだけだよ。』と言った。
『オレも…そう思います。』
そこでようやく顔をあげたら、先生が真っ直ぐにオレを見つめ、淡く微笑んでいた。

(本当にこれで…)

最後のキスは "別離" という覚悟を込めた、深いものだった。
告げることは なかった言葉…
『先生、あなたはもう十分オレの一部なんですよ。』





(2)に続く…



(2009.10.17 新)



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※ナルト14歳の誕生日設定※
※サスケの里抜けガン無視※

ひたすら捏造の物語…(笑)

お話(四代目x大人カカシ)※捏造 |


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新と椋

Author:新と椋
四カカ布教委員会は、
書き物担当「新-しん-」と
描き物担当「椋-むく-」の
二人構成です。

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