四カカ布教委員会//NARUTOの最強イケメソ四代目火影と苦労性なはたけカカシを応援する委員会です♪
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2010/08/06 (Fri) 告白 -後編-

告白 -後編-





"オレ、お腹空いて死にそうなんだよー"
そう続くはずだったミナトの言葉は『ごめんなさい』というカカシの一言によって かき消された。

(えっ!?何!?)
予想もしていなかった 突然の謝罪。
振り返った時、既にカカシは玄関から飛び出していた。

『ちょっと!!!カカシ!?一体どうしたのー?待ってよ!』
手に沢山の荷物を抱えていた為、咄嗟に動くことが出来ず、思わず近所中に響き渡るような大声で呼び掛けてしまった。
それでもカカシは振り返ろうともせず、あっという間に背中が遠ざかってゆく。

(うわわ…どうしよう…)
実のところ、何がなんだかミナトにはよく解っていなかったが、とにかく荷物をその場に下ろすと、すぐさまカカシの後を追った。
(ん!方向からすると、きっとあの場所へ行くだろうね…)

一方カカシは "先生を振り切れるはずはない" と、頭では分かっていた。
でも今は、ミナトと目を合わせる勇気などなく、ただ目の前から逃げる事しか考えられなかった。
息を切らせ辿り着いた場所は、やはりここしかない。

みんなが眠る慰霊碑。

この辺りには木々もたくさんあり、静かな時間が流れているので、カカシは気に入っていた。
いつものように木の幹に背を預け、膝を抱えて座り込む。
ミナトは もう間もなくやってくるだろう。
少しでも冷静に話ができるよう、カカシは息を整える事に専念した。
(オレ、先生になんて言われるのかな…?)

********************

まっすぐこの場所へやって来たミナトが 最初に目にしたものは、華奢な体を更に小さく丸めたカカシの姿だった。
その姿が とても頼りなげで、思わず駆け寄ってしまう。
『ん、カカシ?見つけたよ…』

声を掛けても顔を上げようとしないので、ミナトはカカシの前にしゃがみ込み、肩にそっと手を伸ばした。
『ね?顔を見せて?』
ピクンと肩が揺れたかと思うと、俯いたまま首をふるふると左右に振る。
『んー、困ったな…。カカシ?どうしたの?オレ何か悪いことしちゃった?』
そう情けない声を出したかと思うと、ミナトはその場にガクッと膝をついた。
『頑張って仕事して早く帰ってきたのに…。カカシ、いきなり謝るし…飛び出すし…オレ、どうしたらいいの?』
すると、カカシが小さな声でボソボソと呟いた。
『だってオレ、余計なことしちゃった…から。先生 呆れてる…』
『なぁに?余計なことって!?えっ?ご飯作って待っててくれたんじゃないの?』
『でも先生、帰ってきた時に "甘い匂いがする" って…嫌そうだった。』
『えぇっ!?なにそれ?誤解だよーーーーーーーー!!!!』
『今日は女の子達から沢山チョコレートもらってさ…もう甘いものなんて うんざりなんでしょ?』
『ちょ!!!カカシ!!!』
ミナトは思わずカカシの肩を掴む手に力を込める。
そのときだった…

ぐぅーーーーーーーーーー。
この場には似つかわしくない腹の虫が、盛大に鳴ってしまう。
『えっ!?』
カカシは反射的に顔を上げて、ミナトの顔を見る。
そこには おあずけを食らった犬みたいな表情をした先生…
(今のって、先生のお腹が…?)
そんな事を、顔を見つめたままボーッと考えていたら、突然ミナトがガバッと覆い被さってきた。
『もーっ!カカシのバカー!!オレはね?お腹が空いて死にそうなの!!』
『あっ……え!?!?』
『え!?じゃないよ!まったくー!家でカカシが待っているのに、他の人からのチョコなんて食べるわけないでしょう?それどころか早く帰る為に、昼ご飯も我慢して仕事してきたんだからね?』
『うそ…!?』
『うそじゃない!こんな事でうそついてどうするの?』
『だって先生、すごい量のプレゼント…』
『ん!それも誤解!カカシ?明日のオレの予定を覚えてる?』
『えっと…大名たちとの会議?』
『そう!それそれ!!それだよーーーーーー!!!!オレは パ・シ・リ!』
『え?どういう意味…?』
『あれはね?ある大名の一人息子宛てなの!いい男って噂のね?だからオレにじゃないの!』
『先生……………運び屋?』
『そうだよ!?悪い!?火影にそんな事させるなんて、皆ひどいよね?女の子って怖いよー!』
そう言ったかと思うと、ミナトはカカシにぎゅっと しがみつく。
『先生…く、苦しいよ…』
『ん~!カカシ君、チョコレートの いい匂いがするー!今すぐ食べちゃいたいな…』
『……………。』
いつもなら こういう冗談に面白いぐらい反応するカカシが、じっと黙っている。
不思議に思い『どうした?』と、ミナトが回した腕を解いてカカシを見ると、耳まで真っ赤にしていた。

『カカシ?』
『先生…』
『ん?』
『ごめんなさい。オレ、勘違いして…』
『分かってくれればいいよ?オレにはカカシしかいないんだから…ね?』
『………はい///』

『もー!こんなに目を腫らせちゃって、バカだなー!』
ミナトはカカシの頬に手を触れ、目蓋に優しくキスをする。
『謝ってるヒマがあったら、早くオレに何か食べさせて?』
ミナトがにっこり笑うと、ようやくカカシが淡く微笑んだ。
その顔を見て安堵すると『ん!帰ろうか?』と、ミナトは立ち上がり、さっと手を差し伸べる。
カカシはその手を取り ゆっくり身を起こすと、ミナトの正面に立った。

『先生、今日はバレンタインだから…ちゃんと言わせて?』
緊張した面持ちのカカシが愛しくて、すぐにでも抱き締めたい衝動に駆られたが、ミナトは次の言葉にじっと耳を傾ける。

カカシは一度、深く息を吸い込みハッキリと告げた。
『オレは死ぬまで先生の恋人で居たい。ずっと…傍に居てもいい?』

予想を遥かに超えた嬉しい言葉に、ミナトは満面の笑みを浮かべる。
『ん!もちろんだよ!こちらこそ、宜しくお願いします。』

夕暮れを背に、2人は互いに吸い寄せられるように口唇を重ねた。



【完】



(2010.03.14 新)



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

先日【傷跡】というタイトルの、四代目x大人カカシな文章をあげたので…
本来だったら、先にそちらの続きを更新するべきだったかもしれない(笑)
でもまぁ、あの話は比較的 長いので、週1ペースぐらいで移行してこようかな?と思っています。
それにホラ!今、私の中では仔カカシがアツイからww

このお話の2人は、友人のリクエストだったので "ミナトが火影になりたての頃" に設定してあります☆
原作があのような展開になった今、若い頃のミナトとカカシの同居(同棲?)って…やっぱり ちょっと無理矢理なのかなぁ~?と思ったりもしますがね;;;;;
それでも私は、2人を同棲させ続けたい!←

そして私が仔カカシを書くと、どうしても子供っぽくなってしまう(爆)
自分…ショタじゃないんだけどなwwwww
本来は、仔カカシって小生意気なイメージだけど、ミナトの前では こんなんだったらニヤける…という、私の勝手な空想です♪
どうか許してください(笑)

最後までお読み下さり、ありがとうございました!

お話(四代目x仔カカシ)※原作 |


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【プロフィール】

新と椋

Author:新と椋
四カカ布教委員会は、
書き物担当「新-しん-」と
描き物担当「椋-むく-」の
二人構成です。

【四カカ布教委員会】

四カカってマイナーなの?わたしたちの間ではメジャーでした(笑)でも世間ではどうもまだまだみたい…もっとこの2人を応援したい!そんな想いから発足しました。
四代目が好きなだけでもカカシが好きなだけでも、もちろん両方好きでも構いません。そっと貴方のおそばにぺたっとしてくれると嬉しいです☆
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