四カカ布教委員会//NARUTOの最強イケメソ四代目火影と苦労性なはたけカカシを応援する委員会です♪
--/--/-- (--) スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |


2010/09/15 (Wed) 恋人

ピンポーン。

(また鳴ってる…。今日は一体なんなのよ?)
朝からもう何度もチャイムが鳴り、その度に同居人である恋人が、玄関先で誰かと一言二言と会話をしているのが、寝室のドア越しにうっすらと聞こえていた。
『ん!明日はオレが "いい" と言うまでは居間やキッチン、そして玄関に出てきてはいけないよ?』
昨夜 ミナトがそう約束させたので、素直に言いつけを守る。
カカシはさらさらと肌触りのよいシーツの中でまどろみ、ゆっくりと時間が経過するのを楽しんでいた。
激しい情交のあとの気怠さや、身体を支配する鈍い痛みは、決して嫌いじゃない。
様々な名残もまた、愛しいと感じられるから。

(確か風呂場はオッケーだったよな?)
カカシはシャワーでも浴びようと、上体を起こし上掛けを捲る。
すると、自身の体のそこいら中に散らばる 朱い印が目に入った。
強く求められることは確かに嬉しい。
生を実感できるし、互いの想いがひとつになるような気がする。
『だからって先生…。これはやりすぎでしょ?』
カカシは扉の向こうにミナトの気配を感じながら、所有の証を指で1つ1つ辿り微笑んだ。

********************

熱めのシャワーを浴びながら、つらつらと考える。
今日、9月15日はカカシの誕生日。
毎年必ず この日は2人揃って休暇を取っていた。
互いに上忍で、責任のある立場だというのにも関わらず、ミナトはその事に拘り 頑として譲らない。
それはカカシが幼い時分、父の死によって心を閉ざし、それを懸命に救い出そうとした頃から同様なこと。
投げやりに生きようとしていた彼を、ミナトは暖かく包み、共に居ることで カカシ自身の価値を根気よく教え込んだ。
2人は親子とも兄弟とも とれるような、家族的な愛情を保ち 何年も過ごしてきた。
その情は やがて自然に変化してゆき、欲を伴うようになる。
そして数年前、カカシの誕生日がきっかけで、恋人同士となった。
カカシは 今でも鮮明に あの日のことを覚えている。

『ねぇカカシ?人はどうして心を殺せないんだろうね?キミへと流れる気持ちが、自分では止められないんだよ…』
ミナトが苦しそうに告げ、その表情ひとつで カカシは全てを理解し受け入れた。
いや、受け入れたというよりも、自分自身の気持ちも同じなのだから、当然の結果だったのだろう。
初めてのセックスは、互いに気持ちが高ぶりすぎて、身体を繋げた瞬間に 2人で泣いてしまった。
今 思い出しても、顔から火が出そうなくらい恥ずかしい…
ミナトが カカシの前で涙を見せたのは、そのときの一度きりだ。
常に冷静で、忍として完璧なはずのミナトが、初めて目の前で見せた 人間的な弱さ。
波風ミナトという人を、あらゆる意味で知れば知るほどに、逃れられないと感じる。

『はぁ…。どこまで好きになればいいんだろ?』

*******************

風呂場を後にしたカカシは、つい いつもの癖でダイニングへの扉を開けようとしてしまう。
(おっと、まずい まずい)
ドアノブに手をかける寸前で約束を思い出し、慌てて手を引っ込めた。
『怒られちゃうじゃない…』
ぼそっと呟くと、すかさずドア越しに声が掛かる。
『ん?カカシー?まだだよー!』
『はいはい、分かってますって…』

代わりに寝室のドアノブを捻り、元の場所に戻ろうとしたその時、ベッド脇のテーブルが目に入った。
『あ…』
そこには よく冷えていそうなミネラルウォーター。
恐らくそれは、風呂あがりに コップ一杯の水を飲む習慣があるカカシの為に、用意されたものだろう。
『もう…なんなの?あの人…』
カカシは思わずニヤけそうになるのを堪えつつ、ぐいっと一気に飲み干した。

(水ぐらいで こんな幸せな気持ちになれるなんて、オレはずいぶんとお手軽なヤツだね)

********************

コンコン。

『カカシ?いい?』
『はーい。どうぞ~』
ガチャリとドアを開けて寝室に入ったミナトは、ベッドに腰かけて本を読んでいたカカシに歩み寄る。
本をそっと取り上げると、その額に ひとつキスを落とした。
『お待たせ。もう お昼だし お腹もすいたでしょう?』
『うん。すいちゃった…かも』
カカシは腹を手で押さえる仕草をし、上目遣いにミナトを見る。
ミナトはニッコリ笑うと『さぁ おいで』と、カカシの身体を引き上げた。
背後に回り、両手でカカシを目隠しする。
『えっ!?何?先生、このまま移動するの?』
『そうだよー』
楽しげな声が まるで子供みたいだ。
『ちゃんとリードしてよ?』
『ん!まかせて!』
カカシは導かれるままに、ダイニングテーブルに着席した。

『カカシ!誕生日おめでとう!』

パッと視界が開けた目の前には、沢山のものが並んでいて、カカシは思わず言葉を失った。
いつものテーブルの上に真っ白いクロスが敷かれ、サラダやスープ…そしてメインの料理にワインが並ぶ。
ひときわ目を引くのは、中央に置かれた大きなバースディケーキ。
テーブルを彩るのは料理だけではなく、鮮やかな色とりどりの花も生けてある。
見慣れたはずの食卓が、まるで高級レストランみたいになっていた。

何も言おうとしないカカシを不思議に思い、ミナトが顔を覗き込む。
『ん、どうしたの?』
その言葉を聞き 我に返ったカカシが、ようやく口を開いた。
『先生…これって…』
『驚いた?』
『うん。…どう考えてもやりすぎでしょ』と呆れるカカシに対し、ミナトは『どうして?』とクスクス笑う。
『朝から色んな人が来てたのって、これのせい?』
『そうそう!まずはシェフの人でしょ?それからケーキ屋さんとお花屋さんと雑貨屋さんと…?ん、色んな人に手伝ってもらっちゃった』
『…』
黙って俯いてしまったカカシを見て、ミナトは焦った。
『えっ!?カカシ?こんな事されて嫌だった?』
だが その問いには首を振る。
『違う。……………嬉しいよ』
『ん?じゃあ顔をあげて?』
『でも…』
『なに?』
『こんなに大騒ぎするなんて…!明日からオレ、どんな顔をして里を歩けばいいの/////』

ぷっ。
思わずミナトが吹き出すと、カカシは弾かれたように顔をあげた。
『笑いごとじゃないでしょ!』
『ごめん ごめん。でもカカシ…かわいい』
ミナトは そう言うとカカシの口唇を塞ぎ、ぎゅっと抱きしめる。
『ちょ!?先生!いつもそうやって誤魔化すんだから!』
『まーまー。ん!料理が冷めないうちに食べちゃおう?』

食事をしながら カカシは疑問に思ったことを口にする。
『美味しいけど、なんで今年は外食じゃないの?』
家で誕生日の食事をしたのは、子供の頃以来かもしれない…と、カカシは思った。
『ん?あぁ それはね?もう1つのプレゼントにも関係あるかな?』
『えっ!?この他にもまだ何かあるの?』
『むしろそっちがメインだよ^^』
『ふーん。それって…普段は開けっ放しのリビングの扉が、今日は閉まっているって事にも関係あるんだ?』
『なかなか鋭いよ、カカシ』
『そんなの ちょっと考えれば分かるでしょ』
それもそうだね と、2人微笑み合う。
『いつ見せてもらえるの?先生』
『あれは食後の運動用………じゃなかった
『えっ!?』
『ん!食事が終わったらにしよう』
『うん。…って 先生さ?すっごくエロい顔してるよ?』
『ちょっとカカシ!人聞きの悪いこと言わないの!』
こうして楽しい食事の時間は、あっという間に過ぎていった。

********************

『うー。食べすぎた…』
『ちょっと量が多すぎたかな』
『でも美味しかったよ。先生、ありがとう』
『ん!どういたしまして。それじゃ いよいよメインのプレゼントをお披露目しようかな?』
『うん!』
『カカシ?自分で扉を開けて 見てごらん?』
この家のダイニングとリビングの間には、スライド式のドアが備え付けられている。
カカシは扉に指を掛けると、一呼吸してから一気に解放した。

『!!!!!!!!!!』
壁際に、昨日までは確かにそこになかったはずの、存在感のある大きなソファが ドンと置かれていた。
色は赤。
以前よりカカシが欲しがっていた、火の国で有名な家具職人のものだ。
『ん?どう?この部屋に置いても違和感ないよね?』
『でも先生…。この色は嫌だって言ってたのに…』
『あれは あくまでもオレの意見。今日、尊重すべきはキミの希望。だよね?』
いつまでも入り口で棒立ちになっているカカシの背を、ミナトがそっと押す。
そして耳元で囁いた。
『座り心地を確かめてみたら?』

そのソファは、2人並んで腰掛けても まだ十分に余裕がある大きさだった。
カカシは立ったり座ったりを繰り返し、体の沈み具合を楽しんでいる。
ミナトも その姿を見つめながら、ニコニコと嬉しそうに笑った。
『気に入った?』
『うん!最高だね、これ』
『ん、じゃバタバタするのは止めて、こっちに来て』
腕を引っ張られたカカシがバランスを崩し、ミナトの膝の上に座る格好となる。
『ちょっと!先生/////』
『じっとしてて?』
ミナトが優しく抱き寄せると、カカシも素直に身を預けた。
『あ、はい…』

『先生?』
『ん、なに?』
『オレ…こんなにしてもらって いいのかな?』
『どうして?』
『だってオレなんて いつもロクなもの返せないし。それに…』
『どこまで好きになればいいんだろう…って?』
『ぎゃー!先生それ!!!えーっ!?さっきの聞い…て/////』
『水を寝室に持っていこうとしたら、たまたま聞こえたんだよ』
『うわ…最悪だ』
『カカシ、耳が真っ赤だよ?』
『だって…/////』
ミナトは ふっと笑うと『シャワーを浴びながら、何を考えていたの?』と尋ねた。
『あ、えっと…。先生と初めてシた日のこと』
『ん…』
『子供の頃から あの日までのことも、とても楽しかったし感謝してるけど、あの日以降からオレは もっとずっと幸せになった。でも先生の方はどうなのかな?って』
『どういう意味?オレが今、幸せかってこと?』
『うん…』
『もー!キミが幸せならオレも幸せに決まってるよ。キミを愛しているんだから』
『…』
『カカシ?生まれてきてくれて有難う。オレの傍にいてくれて有難う。キミと重ねる日々がオレの宝物だよ。だから、これから先いつまでも "誕生日おめでとう" と言わせて?』
『せんせ…』




カカ誕




『って、ちょっと!!!!!せっかくオレが感動してるのに、この手はなによ!?』
カカシは、不埒な動きをするミナトの両手を封じようとした。
『なに!?って言われても…ね?』
『ね?じゃないよ!せっかくの新しいソファを汚す気なの?』
『汚すだなんて…!カカシ、いやらしー!』
『ちょ!どっちがよ!?』
ミナトの左手が するするとカカシのシャツを捲り、右手がボトムに掛かる。
『お返しなんてさ?そんなの、オレの事をたくさん愛してくれれば十分だよ?』
クスリ…と、ミナトが笑う。
『う…/////』
『ここの上でも 初めての事…シようか?』
はぁーと深い溜息をついて、カカシは言った。
『まったく…先生には負けるよ』
それを聞き、許しを得たとばかりに ミナトは嬉々としてカカシの耳元を舐め上げた。





【完】



(2010.09.12 新)



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


HappyBirthday!はたけ!
何歳になってもなんだかんだで大好きだ!!

どさくさ紛れで叫んでみました(笑)
去年も思ったけど、カカ誕が一番盛り上がる気がする。
それだけ愛してる方が多いんだなって思うと、カカシは幸せですよね。羨ましいぜこんにゃろぅめ。

今回はわたしの絵を元に新が文章を練り練りしてくれました。
まだ色の付いていないラフ案の時に見せて、ソファの色で意見が違ったんですけど、それがヒントにこうなった…んですよね?新さん?違いましたっけ?
まぁ、わたしは最初から赤のイメージでしたがねーーー!
それにしても、あの元絵からこんなに甘~~いお話を書いてもらえるなんて、わたしも想像していなかった!
カ○ヒデキをBGMに読んで頂けると、コーヒーが美味しく飲めると思います(笑)
ラストの続きは…それぞれ各自想像にお任せと言う事で、悶々してください!

絵については、ソファのふかふか感を出しそこねたな。ってこと以外はまぁ、それなりにイケてるんじゃないかと…www
表情は相変わらずイマイチなんですがっ!
後はどれだけギリギリまでパンツを下せるかっていうwww
基本的にガッツリよりも、チラ見えが好みです。はい。
この絵をおかずにして頂けたら本望です←

そんな感じで、今年のカカ誕はがっつり合作感が味わえて楽しく迎えられました。
相方の新、そしてここに訪問下さった皆様に感謝。
さらに、その輪を繋げてくれてる、波風ミナト&はたけカカシにも感謝☆

描き物担当 椋より




はたけカカシ君☆はっぴぃ~ば~すでぃ!
って事で…なんとか間に合わせましたよww
いやぁ~今回はですね?産みの苦しみといいますか、なんといいますか;;;;
誕生日ネタが全く思い浮かばなかったのですよ(爆)
私生活でバタバタしていたという事と、夏の話の向日葵が自分的にも気に入ってしまっていたのでww
それに、大人の男性(あ、今回は一応?青年カカシな設定です☆)が誕生日にしてもらって嬉しいことって何だろう~?と結構 真剣に悩みました←
結果、カカシはミナトに与えてもらえるものなら、なんだってOKだろう?ということで、こんなバカップルな話になったという(笑)

椋に、何かネタをくれ!と言ってはみたものの…送られてきた絵は、なんだか えろかった(爆)
本人も、これで誕生日絵と言えるのか?って自分で突っ込んでたみたいだけど、正直 私もそう思ったしww
ん~2人の他にはソファのみ…?
だったらこれをネタにするしかないよね!って感じで、今回のプレゼントはソファになりました☆
そして色ね?色ww 私は爽やかなブルーなんて可愛くない?って思ってたんだけど、椋は最初から赤!って決めてたみたいで(笑)
そこからヒントを得て、話の中で2人を喧嘩させてみようか?なんて、他にも色々と考えたけど。
最終的には 始終いちゃこいてるだけになっちゃった←

最後の方は、ミナトがただの どスケベおやじみたいになってしまい、カッコイイ四代目が好きな人には大変 申し訳なく思い…(爆)
ほら、あれですよ!ミナトが こういう目を向ける対象はカカシだけですからww許してwwって、なんのフォローにもなっていない!
ま、私にとっての一番の読者である相棒が、割と気に入ってくれたみたいで安心しました。
絵に関しては、断然!カカシの腹あたりがww好き☆
そしてミナトの右手が この後 下腹部にまわって…(にやにや)

どうか皆さんにも楽しんで頂けますように…!
また次の お話で会いましょう~

書き物担当 新より

お話(ミナトx大人カカシ)※捏造 |


| TOP |

【プロフィール】

新と椋

Author:新と椋
四カカ布教委員会は、
書き物担当「新-しん-」と
描き物担当「椋-むく-」の
二人構成です。

【四カカ布教委員会】

四カカってマイナーなの?わたしたちの間ではメジャーでした(笑)でも世間ではどうもまだまだみたい…もっとこの2人を応援したい!そんな想いから発足しました。
四代目が好きなだけでもカカシが好きなだけでも、もちろん両方好きでも構いません。そっと貴方のおそばにぺたっとしてくれると嬉しいです☆
四カカ布教委員会バナー1 四カカ布教委員会バナー2 どちらでもお好きなバナーをお持ち帰りくださいませ。
リンクURLはhttp://4kklove.blog134.fc2.com/でお願いいたします。

掲載しているバナー以外のイラスト、文章のすべてを 無断で二次利用・転載・複製等の利用をお断り致します。

【カテゴリ】

【最新記事】

【月別アーカイブ】

【お世話になります☆】

▼一楽 管理人:かなた様。イラスト・小説・コミック等BL要素あり☆芸コン・兄弟愛にあふれています。コミックがかわいくてさりげなくて好き♪ ichiraku ▼あなたtoわたし 管理人:あおりうり様。小説、イラスト等BL要素あり☆色気のあるキャラ絵に思わず見惚れてしまいますw あなたtoわたし ▼空言ハンマー 管理人:春唯かぎく様。主に小説のサイト様です。色々なお題に沿ってのお話が、シリアスだったり、ぷっと笑えたり色んな四カカを味わえます!
▼InMotion
管理人:秀佳様。NARUTOだけにとどまらずWJ系多数アリ!展示作品の勢いと遊び心にきっと貴方もノックダウンされるはず! ichiraku ▼SILVER TEARS 管理人:あっきぃ様。NARUTO&FFXⅡ主に小説のサイト様です。素敵なMy設定の四カカが拝めます☆四様のカカシ病にはまいったね! ichiraku ▼sf(スフォルツァンド) 管理人:樹木 ケイ様。四カカメインのテキストサイト様。感情や状況の表現がとても自然で豊で読みやすいです! ichiraku ▼サーチサイト様 narusearch 4tan love-k love-k

【お手紙】

ご意見・ご感想などありましたらお気軽にどうぞ♪

名前:
メール:
件名:
本文:

【RSSリンクの表示】

【QRコード】

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。